K君の純情

29.08.02. rararanndo6
後輩K君は 映画 「ラ・ラ・ランド」 を観て 
20代前半に2年間 遠距離恋愛し お互いの両親にも紹介し
人生で 最初に結婚を考えた女性を 想い出したそうです。
相手のお母さんの強い反対で 泣く泣く 別れたそうですが …
その友人から 抗議の電話
「何で そう簡単に あきらめるのですか?」 が あったり
彼女自身も 1ヵ月以上 泣き暮らしたそうです。
29.08.02. rararanndo9
しかし … その3年後、
共通の友人に 結婚しました という挨拶状が届き
そのハガキをK君が もらったのです。
別れてから 37年 …
生きてるかどうか 生存確認も出来ず、生きてるにしても 幸せに暮らしてるかどうか
そんな事を考えて 一人モヤモヤしていた頃 「ラ・ラ・ランド」に 出くわしたようです。
新しい名字を覚えていたのと 二人姉妹の長女、親御さんの遠くへ やりたくない
という当時の気持ち、それに借家や借地を所有していた等を 併せて考えれば
実家の近くに 住んでいるはずと、推測した …
そして 時は今、ネット時代
番地の手前まで、入力すれば 名字と電話番号が 出て来るサイトもある。
そこで 検索してみた … その名字は一軒だけ 存在した!
翌日、勇気を出して 電話してみた … 初め 184で かけたら
誰も出ない … 非通知は出ないのか と、携帯からストレートに かけた。
すると、女性が出た!
少しの沈黙後 … 「もしもし、○○さんですか?」 フルネームで尋ねた …
ナ ナ ナント、本人だった!
29.08.02. rararanndo3
K君、37年ぶりの会話は 盛り上がり40分くらい 話したという …
「幸せな暮らしぶりで、安心しました … 何だか 霧が晴れたような気分です」
と 安堵の表情を 見せてくれました。