「与えられた仕事の分野では、世界一になるんだ という意気込みを持て!」
賀来龍三郎 かく りゅうざぶろう 1926~2001 (キャノン名誉会長)

情報化社会にあっては 独創力こそ人間としての存在理由になる。
上司に向かってズケズケとモノを言う性分なので、我ながら 危なっかしい会社人生を
送ってきました。 若気の至りですね … ただ、特定の上司や派閥に取り入ろうとして
発言したことはありません。 課題ごとに是非を論じてきた。 それが理解されて
クビが つながったのでしょう。 そもそも キヤノンの経営陣には派閥がなく
割に風通しの良い会社だったと思います。
多角化のために電卓事業に乗り出すべきだと進言し、御手洗社長から
反対されました。 御手洗さんは ソニーの井深大さんに相談し、
「電気関係に出ると苦労しますよ」 と忠告されたらしい。 井深さんは善意で
おっしゃったと思いますが、今度は私が怒り 「なぜ自分の部下の言うことを聞かず
他社の助言に従うのですか?」 と食って掛かりました
面接試験で趣味を聞かれ 「麻雀です」と答えました。 すると、御手洗社長の機嫌が
悪くなった。 徹夜で賭け事をするのはけしからん、というわけです。
家庭麻雀に慣れ親しんでいた私は思わず 「麻雀のどこが悪いのですか。
私は賭けも 夜更かしもしません。」 などと 反論しました。
御手洗さんはカッと怒りだした。 それで、キヤノンを諦めて 次の就職先を探しました …
ところが、社長が「不合格」と言ったのに、他の役員は全員「合格」。
多数決で 入社が決まりました。 役員が社長と反対の意見を述べ
それが通るなんて 面白い会社だなと思いました。
人のためになることであって、なおかつ自分のためになることを やっていかなければ
企業は成立しない。 自らの繁栄を求めながら、真の社会的責任を果たす企業を目指せ。
ちなみに
当方の事務室には、キャノン と リコーのプリンターが各1台 あります …