自民党の細田博之幹事長代行は 新聞社のインタビューに応じ
小泉純一郎元首相が 「高レベル放射性廃棄物の最終処分場が見つからない …」
として 脱原発論を唱えていることに対し
「直感で言っている。 高レベル放射性廃棄物のことを あまり知らないのではないか」
と批判した。
太陽光などの再生可能エネルギーについては
「原発に替わる選択肢だと思うのは 錯覚だ」 と語った。
細田氏は平成16年5月~17年10月まで 小泉政権で首相の官房長官を務めた。
一問一答は 次の通り。
- - 小泉氏が主張する「原発即時ゼロ」は できるのか?
「原子力は人類にとって不可欠なエネルギーだ。
最大のエネルギー効率を持っているし、CO2排出量も少ない。
ウラン資源はリサイクルされる。
原子力発電を継続利用せざるを得ないし することが望ましい …」
- - 「再生可能エネルギーへの転換は夢のある事業だ」 とも語っているが?
「太陽光発電や風力発電は エネルギーの転換効率が極めて低い。
研究開発や発電の際にも膨大な費用がかかる。
『原発に替わる選択肢だ』 と思うのは錯覚だ 」
- - 最終処分の方法は?
「最終処分段階での高レベル放射性廃棄物には ウランもプルトニウムも含まれていない。
ガラス固化体にすれば、容積も非常に小さくなる」
- - 放射能漏れの危険は?
「放射能の半減期は長いが、きちんと貯蔵すれば耐えられる。
『危険ではない』 ということを多くの人に理解してもらいたい。
ちゃんと国民に説明すれば今後、最終処分場は見つかる … 」
- - 見つからないので、小泉氏は 「トイレなきマンション」と言っているが?
「ガラス固化体は、原発1基あたり年間約30本しか発生しない。
貯蔵スペースは4畳ほどだ。 熱も出ない。 臨界にも達しない。
そのぐらいのゴミは 産廃と変わらない 」
明日に続きます …