「 苦しみが残して行ったものを 味わえ! 苦難も過ぎてしまえば、甘い … 」
「 思慮深い人は、決して敵を侮らない 」
「人間の最大の罪は、不機嫌である … 」
1749年、ドイツ中部の裕福な家庭に生まれる。
父は教育に熱心で、3歳のときから読み書きや算数などの初等教育を受ける。
ゲーテは特に語学に長け、少年時代に6ヶ国語を習得。
読書も好み、詩作も評判となる。16歳で故郷を離れ、大学に入学するも
病気のため退学。
その後、フランス領にある大学に入学し、作家、詩人としての下地をつくる。
22歳で大学を卒業し、故郷で弁護士事務所を開設するが
仕事への興味を失い文学活動に専念。
息子を心配した父が 法学を再修得させるために
ゲーテを最高裁判所のあった ヴェッツラーへと送る。
ゲーテは、ヴェッツラーで熱烈な恋に落ちるも 彼女は友人と婚約中であることを知る。
ゲーテは彼女を奪い去ることもできず、誰にも知らせずにヴェッツラーを去った。
その後、ヴェッツラーの別の友人が 人妻との失恋が原因で
ピストル自殺をしたという報が届く ・・・ この友人の死と ゲーテの恋の体験が、
代表作 『若きウェルテルの悩み』 の構想へとつながる …