「ゴルフをやめようか … 」 と 思い悩んだ暗く長いスランプを 乗り越えて
彼女は日本人で初めて 世界ランク 1位に上りつめた。
パワーに頼らない唯一無二のゴルフスタイルを 築き上げた宮里は
トレーニング法も独特だ。
腕立て伏せは「今は3回ぐらいだったら できると思います」 というレベル。
パワーの最大出力を上げるのではなく、自分の持つ筋力をスイング時に
フル稼働させられるよう、神経の伝達回路を鍛えることに重きを置く。
ヨガと “フェルデンクライス” という身体訓練メソッドを 組み合わせ
負荷は重くて2kg。 回数もせいぜい 5回 ・・・ 1回のこともある。
「(私のゴルフの)7割ぐらいを占めている」 というブレないメンタルが
磨き上げた精緻な回路を正しく動かす。
ドライバーで40~50ヤード置いていかれても スコアでは勝っている。
柔よく剛を制すはゴルフの世界にも あるんですネ。
「こんなちっちゃな子でも ナンバー1になれるんだと みんなが身近に思ってくれれば … 」
By 宮里藍