羽田 登喜男(ハタ トキオ) 氏
1911(明治44年) ~ 2008(平成20年) 昭和-平成時代の染色家。
14歳の時、金沢の友禅作家に入門。
7年後、京都へ出て京友禅を学び1937年、作家として独立した。
繊細で多彩な加賀友禅と、みやびやかな京友禅を融合。
主に花鳥風月を描き、手描き友禅に 独自の美を生み出した。
「時代に生きた着物を作らねば 価値がない!」 と、従来の着物の概念を
超えた大胆で清新な図柄で 人々を魅了。
86年に来日した英国の故ダイアナ妃に、振り袖を贈り 話題となった。
戦争中、ぜいたく品として友禅の注文が ほとんどなくなったときも
伝統保持に尽力し、55年 日本伝統工芸展に初入選。
88年に人間国宝の認定を 受けた。
今月初めより、館内奥のパブリックスペースに 振袖を展示中!
(初夏にピッタリの 浜縮緬です)